当科では麻酔における最大の目標を患者さまの安全に置いています。
その安全を確保するために、最新のモニター機器、薬剤、技術を駆使して麻酔を行っております。
麻酔法として、全身麻酔、硬膜外麻酔、脊髄くも膜下麻酔、超音波ガイド下末梢神経ブロックなどの中から、
手術による侵襲を最大限防ぎ得る適切な方法を選択して行います。
現在、常勤の麻酔科医は5名おり、非常勤医師のサポートを得ながら、
麻酔科管理症例数は年間約3,000症例と年々増加する手術へ対応しております。
患者さまの年齢層としては高齢者の割合が増加し、2017年からは心臓血管外科が開設したこともあり手術の複雑化も進む中、
手術が予定された全症例において、手術決定の段階から麻酔科術前診察により、
事前に全身状態を評価、個別の問題点を抽出し、それに対応することで、
患者さまがより良い状態で安全かつ速やかに、手術・麻酔に臨んでいただける体制を整えてまいります。