診療科案内

救命救急センター

救命救急センター


  • 救命救急センター長  冨岡 讓二

     救命救急センターは、24時間・365日体制で重篤な患者さまの救急搬送受入れに対応する医療機関です。緊急性・専門性の高い脳卒中、急性心筋梗塞等や、重症外傷等の複数の診療科にまたがる症例や診断が困難な症例に対応して、高度な専門医療を提供する役割を担います。
     さらに、医学生、臨床研修医、医師、看護学生、看護師及び救急救命士等に対する救急医療の臨床教育を行うことも重要な役割です。
     ⽶盛病院は、⿅児島市与次郎に移転・開院して10 年の節目となる2024 年、 8 ⽉1⽇付で鹿児島県より救命救急センターの指定を受けました。
     移転・開院から 10 年間、「⼀秒を救う。⼀⽣につなぐ。」というコンセプトのもと、職員⼀丸となり⿅児島県の救急医療への貢献に全⼒を尽くしてまいりました。センター指定後も、24 時間・365 ⽇体制で、⽣命に関わる重篤な救急患者様はもちろん、軽症・中等症の患者様も「YES」の精神で受け⼊れるという、私たちの『志』は何ら変わることはありません。
     県⺠・市⺠の皆様に⾝近に頼っていただける医療機関であり続けられるよう、県内全ての救命救急センターはもとより、各地域の医療機関や救急隊の皆様⽅と、より密接な連携をはかってまいります。

     

    ※ 「YES」:Yonemori Emergency Service の頭⽂字。
    断らない救急医療を⽬指す姿勢を⽰す⾔葉として、移転・開院当初より⽤いている。

 

センターの概要

ER

  •  ERとは、Emergency Room(エマージェンシー・ルーム)の略で、日本語では「救急外来」と呼ばれます。緊急の治療を要する患者さまを24時間体制で受け入れるための初療室です。
     当院のERは、救急患者さまが運ばれてきてから治療を始めるまでの時間をできる限り短縮するために「CT室」「血管造影室」「手術室」の機能を併せ持った救急室「ハイブリッドER」を導入し、患者さまの救命に尽力しています。

ICU

  •  ICU(Intensive Care Unit)は集中治療室のことです。
    ICUは患者さま・ご家族のプライバシーに配慮し、10床全て個室となっています。各部屋を仕切る壁には小窓が取り付けられており、医療スタッフが隣室の様子を随時確認することができます。また、10床のうち2床は陰圧対応となっています。
     手術室と隣接しているため、術後の患者さまが短い動線で直接入室することができ、患者さまの負担軽減につながります。

5階救命病棟

  •  5階救命病棟の病床数は28床です。
     主にERからの緊急入院を受け入れる病棟です。他の病棟と連携しながら患者さまの対応を行っています。 急な病気や受傷に伴う患者さまの身体・精神面の苦痛に対して、 お一人おひとりの患者さまの気持ちに寄り添った看護が提供できるように常に心掛けています。また、患者さまが安心してもとの生活に戻れるように、多職種で連携しながら退院までの支援も行っています。

 

主な設備・機器

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