脊柱側弯症
病気の概要
脊柱(背骨)が左右の方向に弓形に曲がる病気のことで、思春期の女性によく見られます。多くの方は無症状ですが、進行すると見てわかるほどからだの左右が非対称になります。(左右の肩やウエストラインの高さ、肩甲骨が突き出るなど)。特に胸椎の変形が進行すると、肺が圧迫され呼吸が弱くなり、十分な空気を吸い込むことが困難になるといった症状(呼吸機能障害)がでることがあります。
症状について
症状は多くの場合、体の左右が非対称になるのみですが、進行すると腰痛、背中の痛み、神経症状、呼吸機能障害を生じることもあります。
検査について
神経学的検査や脊柱全体のレントゲン検査を行います。側弯をきたしやすい原疾患がないかMRI検査などを行うこともあります。
治療
医学的根拠のある有効な治療法は、装具療法と手術療法です。
側弯症の程度や年齢などを考慮して、治療方法を決定する必要があります。
病気の予防
姿勢をまっすぐに保つ、重いものは持たない、荷物はできるだけ両手に均等に持つようにするといったことを日常生活で注意する必要があります。
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監修:永吉 隆作
整形外科/脊椎グループ/脊椎・脊髄センター長
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