外傷性脱臼(肩関節脱臼)
病気の概要
脱臼とは、関節の骨が正常な位置からずれてしまった状態のことをいい、原因が外傷によるものを外傷性脱臼といいます。中でも肩関節はからだの中でも運動範囲が大きく、骨による構造が浅いためもっとも脱臼しやすい関節です。肩に強い衝撃が加わったり、手をついたりして発生します。
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症状について
肩関節のかみあわせが外れた瞬間に激痛が走り、腫れや変形、可動域が制限されます。また、脱臼時に神経を損傷し、肩にしびれを起こす場合もあります。
検査について
脱臼時に骨折を起こすことがありますので、X線(レントゲン)検査が必要です。CT検査やMRI検査などで脱臼の位置を特定する場合もあります。
治療
通常は麻酔下で徒手整復(手で骨のずれをもどす)を行います。徒手整復ができない場合や骨折を伴っている場合は、手術療法を行います。整復後は約3週間の三角巾固定と安静が必要です。初めての脱臼で生じた損傷が完全に治らずに残ると、少しの衝撃でも再び脱臼してしまう“反復性肩関節脱臼”を来すことがあります。肩専門医の外来受診をし通院リハビリなどで治療をしていきます。
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監修:山下 学
整形外科/外傷グループ
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