未破裂脳動脈瘤
病気の概要
脳の動脈(特に分岐部)にできる「こぶ」のことをいい、破裂していない脳動脈瘤のことをいいます。高血圧や動脈硬化、喫煙、遺伝などといった要因や血管の最も内側にある血管内皮の障害により形成されると考えられています。こぶが破けたらくも膜下出血(破裂脳動脈瘤)になります。
症状について
大半は無症状で、検診などで見つかることがあります。
検査について
治療
主に経過観察ですが、高血圧の方は治療したり、喫煙やアルコールの大量飲酒など生活習慣の改善などが重要です。動脈瘤の大きさや部位、年齢、健康状態などにより治療方法を検討します。動脈瘤に対してクリップと呼ばれる器具で動脈瘤の根元を挟み、動脈瘤への血流を止めるネッククリッピング術という方法や、太ももの付け根からプラチナ製のコイルを搭載したカテーテルを挿入し、脳動脈瘤内にコイルを詰め込むコイル塞栓術などが行われます。
病気の予防
症状がないため、定期的な脳検診をおすすめします。
危険因子としては、喫煙、大量飲酒、高血圧、家族歴(血縁者にくも膜下出血を起こした人がいる)などがあります。それぞれの疾患の治療を続けることに加えて、飲酒・禁煙・運動・食事などの生活習慣の見直し・生活指導を受けることで、健康的な生活を送ることが大切です。
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良いか迷ったときなどお電話ください。
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