後縦靭帯骨化症・黄色靭帯骨化症
病気の概要
-
後縦靭帯は背骨の中(脊髄の前方)を縦に走る靭帯で、黄色靭帯は上下の椎弓板をつなぐ靭帯(脊髄の後方)です。後縦靭帯骨化症と黄色靭帯骨化症はそれぞれの靭帯が厚みを増して骨のように固くなり、脊髄が圧迫されることで生じます。中高年男性によく見られます。発症要因には、糖尿病の既往や遺伝的素因が考えられています。
-
出典:日本整形外科学会
症状について
首の周辺に痛みが生じたり、手足にしびれや痛みが生じたりします。ひどくなると歩行障害や、排尿や排便に異常が出る場合もあります。
検査について
治療
軽症の場合は、安静、薬物療法、装具療法、生活指導などを行います。進行性または重症の場合は手術療法(椎弓切除術・脊柱管拡大術など、必要時には脊椎インプラントを使用した後方固定まで)を行います。
-
監修:谷口 暢章
整形外科/脊椎グループ
症状が似ているケガ・病気
お腹や頭が痛い、急なケガ、病院に行ったほうが
良いか迷ったときなどお電話ください。
良いか迷ったときなどお電話ください。
24
時間救急相談ダイヤル