太ももの骨(大腿骨骨頭)を受け止めるお椀型の寛骨臼(かんこつきゅう)が、成長期にうまく発育せず深さが浅くなり、大腿骨頭の外側部分が寛骨臼からはみ出している状態のことをいいます。正常の場合と比べ…
何らかの原因で脚と骨盤の接続部にあたる大腿骨頭の一部に血が通わなくなり、骨組織が死んでしまう(壊死)疾患です。原因が特定できるものを症候性大腿骨頭壊死症といい、原因が不明のものは難病指定の特定…
太ももの骨である大腿骨は体重を支えるとても頑丈な骨です。大腿骨骨幹部骨折は、その太い骨が折れるほどの大きな衝撃(転落や交通外傷)により生じるもので、50代くらいまでの青壮年世代の方が多いようです。…
大腿骨のなかでも膝に近い部分の骨折のことを言います。大腿骨骨幹部骨折と同じく、スポーツや交通事故などと関連して発症する若年者や、骨粗しょう症を持つ高齢者にみられることが多いです。大腿骨の遠位部は膝関…
股関節は、ボール状の大腿骨骨頭と、骨盤側でそのボールの受け皿の役割を果たすお椀型の寛骨臼が組み合わさって構成されています。変形性股関節症は、加齢によって軟骨がすり減ったり、生まれつき股関節のか…
脛骨はいわゆるすねの骨です。脛骨骨幹部骨折は、交通事故などで大きな衝撃が加わることで生じます。また、スポーツなどで足が固定された状態(例:スキー)で強いねじれが加わることでらせん状に骨折すること…
脛骨・腓骨・距骨の3種類の骨から構成される足関節は、骨折や捻挫をしやすい関節です。跳躍や高所からの転落などにより足関節に大きな衝撃が加わると、骨折や靭帯損傷、あるいは脱臼を伴う粉砕骨折を生じることもあ…
踵骨(しょうこつ)はいわゆるかかとの骨です。主に高所からの転落によりかかとを強打して受傷します。また、スポーツによってかかとに継続的に負荷がかかることで、踵骨が疲労骨折を起こしたり、高齢者は階段を踏…