日本心身医学会・日本心療内科学会合同心療内科専門医 日本心療内科学会登録指導医 日本内科学会認定内科医/総合内科専門医 日本内分泌学会内分泌代謝科(内科)専門医 日本医師会認定産業医
座右の銘は特に意識したことはありませんでしたが、若いころはあえて言えば「臥薪嘗胆」でしょう。 そういった環境で鍛えられてきて、今の自分があります。 今は医療人として働いていますので、「全人的医療」という言葉が好きですね。今では医師としての教育でも耳にすることが増えてきましたが、実践できている医師は少ないと思います。 地域医療の貢献としては、当病院での役割は明確で、まずはリハビリテーション、回復期病棟での勤務です。米盛病院は元来、整形外科主体の病院ですので、整形外科疾患の患者様の社会復帰を支援していくことになります。また、脳卒中などの中枢性疾患の患者様も、状態によって様々ですが、可能な限りの回復を目標にリハビリを行っていきます。リハビリも病態が安定していなければできません。そこで自分達の役割があるわけです。
また自分は専攻科として、大学卒業と同時に心療内科を選びました。心療内科というと、世間一般では、精神神経科との垣根が曖昧で「心の病気でしょう」と思われる方も多いのではないでしょうか? 難しくなりますので簡潔に言うと、患者様の疾病ばかりに気をとられ治療するのではなく、その患者様の置かれた環境(環境システム)、心理状態(心理システム)、機能的異常の有無(生理システム)を総合的に捉え理解していくことが必要であるということです。 一般的な治療で良くならない、良くなっても繰り返し悪化してしまう、良くなったと言われてもそんな感じがしない、そんな時は心療内科的アブローチが必要な時かもしれません。
当院では、地域医療の貢献として、リハビリテーションを充実させ、医療の中に「全人的医療」をモットーに、心療内科的アブローチを活かしながら、日々の診療にあたっていきたいと思います。それでは皆さん、今後ともよろしくお願い致します。
心療内科・一般内科