外力によって脊髄(脳から延びる中枢神経)が損傷(ケガ)することを指します。交通事故や転落などの大きな衝撃により脊椎が骨折、脱臼して生じる場合と、転倒などの小さな衝撃で生じる場合があります。後者は元々…
後縦靭帯は背骨の中(脊髄の前方)を縦に走る靭帯で、黄色靭帯は上下の椎弓板をつなぐ靭帯(脊髄の後方)です。後縦靭帯骨化症と黄色靭帯骨化症はそれぞれの靭帯が厚みを増して骨のように固くなり、脊髄が圧迫…
背骨に力が加わることによって押しつぶされたように変形する骨折です。中高年や骨粗鬆症の方によく見られます。米や布団など重たいものを持ったりした時や、草むしりなどの作業を長時間行っても生じることがあ…
背骨をつなぐクッションの役目をしている椎間板の一部(髄核)が飛び出して脊髄や神経根を圧迫して発症します。加齢、急に重い物を持ち上げる、中腰での作業、激しいスポーツなどでの腰への負荷がきっかけで発…
背骨の変形や椎間板の膨らみによって脊柱管(脳から延びている脊髄が通る空間)が狭くなり、神経が圧迫され血流が低下することで発症します。
背骨は、本体である椎体と、その後ろから出ているアーチ状の椎弓で形づくられています。これら2つの骨が疲労骨折(同じ部位に小さな力が少しずつ加わることで発生する骨折)を起こして分離してしまった状態のことを…
加齢により、骨と骨の間にある椎間板(背骨の骨と骨の間にあるクッションのような役割)や靭帯など腰椎を安定な状態にしている組織の性質が変わり、それによって骨がずれてしまう状態のことをいいます。変性により…
脊柱(背骨)が左右の方向に弓形に曲がる病気のことで、思春期の女性によく見られます。多くの方は無症状ですが、進行すると見てわかるほどからだの左右が非対称になります。(左右の肩やウエストラインの高さ、肩…
椎間板(背骨の骨と骨の間にあるクッションのような役割)が加齢により脊椎が変形する病気です。軽いものは無症状な場合も多く、病気とはいえないこともあります。変形が進行すると背骨の骨と骨の間が狭くなり慢性…
交通事故や転落などの強い衝撃が骨盤に加わることにより起こる骨折です。反対に、若い層のスポーツ外傷(筋肉の付着部分がはがれる剥離骨折)や高齢者の転倒など、比較的軽い衝撃で発症する骨盤骨折もあります。 骨…