心不全とは、心臓が全身に血液を送り出すポンプ機能が低下し、息切れやむくみを起こしながら、だんだん悪くなり、生命を縮める病気です。 心不全は疾患名ではなく、心臓のさまざまな病気(心筋梗塞や狭心症、不…
下肢の血管の動脈硬化が進行し、血管が細くなったり、つまったりするなど、正常な血流を保てなくなる病気です。 ※2022年に『末梢動脈疾患ガイドライン』が改定され、下肢閉塞性動脈疾患はLEADと称されるようになり…
足の血管がこぶのように浮き出た状態のことです。足の静脈(全身に送られた血液が心臓に戻る血管)の弁が正常に働かず、血液が逆流し、足の静脈内に血液がたまることで起こります。 女性に多く、年齢を重ねるほど発…
背骨をつなぐクッションの役目をしている椎間板の一部(髄核)が飛び出して脊髄や神経根を圧迫して発症します。加齢、急に重い物を持ち上げる、中腰での作業、激しいスポーツなどでの腰への負荷がきっかけで発…
背骨の変形や椎間板の膨らみによって脊柱管(脳から延びている脊髄が通る空間)が狭くなり、神経が圧迫され血流が低下することで発症します。
背骨は、本体である椎体と、その後ろから出ているアーチ状の椎弓で形づくられています。これら2つの骨が疲労骨折(同じ部位に小さな力が少しずつ加わることで発生する骨折)を起こして分離してしまった状態のことを…
加齢により、骨と骨の間にある椎間板(背骨の骨と骨の間にあるクッションのような役割)や靭帯など腰椎を安定な状態にしている組織の性質が変わり、それによって骨がずれてしまう状態のことをいいます。変性により…
脛骨はいわゆるすねの骨です。脛骨骨幹部骨折は、交通事故などで大きな衝撃が加わることで生じます。また、スポーツなどで足が固定された状態(例:スキー)で強いねじれが加わることでらせん状に骨折すること…
脛骨・腓骨・距骨の3種類の骨から構成される足関節は、骨折や捻挫をしやすい関節です。跳躍や高所からの転落などにより足関節に大きな衝撃が加わると、骨折や靭帯損傷、あるいは脱臼を伴う粉砕骨折を生じることもあ…
アキレス腱(踵骨腱)は、ふくらはぎの筋肉(下腿三頭筋)とかかとの骨(踵骨)をつなぐ太い腱です。アキレス腱断裂は、加齢による腱自体の老化現象や、スポーツによる使いすぎを背景に、動作により急激にふくらは…
踵骨(しょうこつ)はいわゆるかかとの骨です。主に高所からの転落によりかかとを強打して受傷します。また、スポーツによってかかとに継続的に負荷がかかることで、踵骨が疲労骨折を起こしたり、高齢者は階段を踏…