脳の血管が何らかの原因で狭くなったり、ふさがったり、破れたりすることにより、突然の痛みや、からだがうまく動かせない、皮膚や五感(味覚、聴覚、嗅覚、視覚、触覚)に異常を感じる、めまい、ろれつがまわらな…
血管内にできた血栓やコブなどにより血管が塞がったり、狭くなったりすることで、脳血管内の血流が悪くなることがあります。血液が正常に流れないことで、脳に酸素や栄養が行き渡らなくなる状態となり、その状態が…
脳血管内にできた「こぶ」が、血圧が急激に上がった時に破裂して出血することがあります。脳内への出血や血のかたまりが脳を圧迫し、圧迫された部分によって、さまざまな症状を起こす病気です。
脳の軟膜(脳を包んでいる髄膜の最も内側にある膜)の外側にあるくも膜の内側に出血する病気です。出血量が多い場合には、意識がなくなり短時間で命を落とす危険があります。 40代以上の中高年や高齢者の方は、脳動…
脳の動脈(特に分岐部)にできる「こぶ」のことをいい、破裂していない脳動脈瘤のことをいいます。高血圧や動脈硬化、喫煙、遺伝などといった要因や血管の最も内側にある血管内皮の障害により形成されると考えられ…
硬膜外血腫は、頭蓋骨と、脳を覆う髄膜の一番外側の層との間にある動脈や太い静脈(静脈洞)からの出血が原因で起こります。出血の多くは、頭蓋骨骨折により血管が破れたことで起こります。放置した場合、命を落と…
急性硬膜下血腫は転倒・転落、交通事故など強い頭部外傷の大量出血により、頭部外傷の数分から数時間後に症状が起きることがあります。 また、脳に打撲や硬膜外に血腫がある方に発症することもあります。 脳が腫れ…
頭部外傷(ケガ)などにより、硬膜とくも膜の間に血腫(血液がたまる)が生じ、外傷を受けて数週間から数ヶ月の長期にかけて徐々に症状が現れる病気です。 アルコール依存または高齢者など、転倒や出血が起こりやす…
動脈硬化(血管が硬くなって柔軟性が失われている状態)により、頚動脈(あごの付け根あたりを流れる血管)が狭くなる状態を頚動脈狭窄症といいます。 頚動脈の狭窄部(狭くなった部分)により、脳への血流が低下し…
頭蓋内の太い動脈が徐々に狭窄してしまう病気で5歳前後の小児期と40歳前後の成人期に発症のピークがあります。
当院で治療可能な脳腫瘍には髄膜腫、聴神経鞘腫(ちょうしんけいしょうしゅ)などの神経鞘腫、海綿状血管腫、脊索腫(せきさくしゅ)、軟骨肉腫などがあります。
顔面の知覚を司る三叉神経を血管が圧迫することにより、電撃的な痛みが三叉神経領域におこります。
三叉神経痛と間違えられがちですが物を飲み込む時の喉の奥からの激痛です。舌咽神経という神経が血管に圧迫されることが原因で三叉神経痛、片側顔面痙攣と比べて患者数は少なく、三叉神経痛同様テグレトールが効…
三叉神経痛は血管が三叉神経を圧迫することにより痛みのおこる疾患でしたが、片側顔面痙攣は血管が顔面神経を圧迫することで片側顔面のぴくつきが起こる疾患です。
脳は髄液と呼ばれる無色透明の液体に包まれ、浮かんだ状態で存在します。髄液は外部環境の変化や、衝撃から脳を守ります。髄液は脳の形状を保つ働きをするために毎日生産され、脳の周辺で吸収されています。 水頭症…